光と緑の美術館 教育普及活動のご紹介

相模原市立上溝小学校
6年生特別授業
小学6年生125人と現代画家ゴトウ・シュウ氏の共同制作
(協力:ゴトウ・シュウ、光と緑の美術館)

去る1999年12月21日 (火)と2000年1月18日 (火)の二日間にわたり現代画家ゴトウ・シュウ氏と相模原市立上溝小学校6年生全員(125名)による作品共同制作が行われました。これは市立上溝小学校(嶋田 寛徳校長)の企画・主催による特別授業として行われ、「ゴトウ・シュウの平面世界展」を開催中(1999年11月23日〜2000年1月30日)でありました光と緑の美術館は全面的にご協力をさせていただきました。
この特別授業はベニヤ板20枚を使用した大きな作品制作であり、普通に絵を描く方法ではなくゴトウ氏独自の制作方法をもとに行われたため参加した6年生はみんな大喜びで盛り上がり、教育関係者や美術館関係者、報道関係など各方面からの注目を集めることとなりました。
その時の様子を簡単にご紹介いたします。なお、この特別授業では「マツダ油絵具株式会社」様からゴトウ・シュウ氏と光と緑の美術館に対してアクリル絵具のご提供をいただきました。

【特別授業進行概要 】 1999年12月21日 (火) 第一日目
8:30
準備のためゴトウ氏と美術館スタッフ上溝小学校入り。
体育館にあらかじめ敷かれているブルーシートのうえに白ペンキで下地がつくられたシナベニヤ板20枚を並べ、川砂40kgを20個のバケツに取り分ける。  
      10:30〜 
砂まきを完了。続いてゴトウ氏が持参したコーヒー豆の挽き殻を各班に配付。
砂の上に振り撒いていく。
 
             
9:00〜
6年生全4クラス125名が順次体育館に集合、各クラス内での班ごとにベニヤ板前に整列。
子供たちは12名を一組とし、2枚一組としたベニヤ板を受け持つ。整列終了後、嶋田
寛徳校長の挨拶に続きゴトウ氏、光と緑の美術館館長の挨拶。
 
  11:00〜 
コーヒー豆挽き殻をまき終える。続いてゴトウ氏のデモンストレーションにしたがって、各自が指や手のひらで砂上をなぞり、自由な模様や絵柄などを施していく。 
 
             
9:30〜
ゴトウ氏の指揮のもと、作業開始。
最初にゴトウ氏がデモンストレーションを行なう。
用意した川砂が湿っていたため使用に不適となり、急きょ校庭の砂を集める。
砂をベニヤ板上に振り撒き始める。上に投げ上げたり、たたきつけるよう
にばらまいたり様々な方法でベニヤ一面を砂で覆う。
    11:40〜 
第一日目の制作が終了。
引き続き美術館スタッフにより砂等を固定していく。約2倍に希釈した木工用ボンドを噴霧器に充填、ベニヤ板一組づつ満遍なくボンド液を振りかけていく。6リットル容量の噴霧器で2〜3回の繰り返し作業を行い、15:00頃終了。翌日まで放置し、乾燥、固着させる。
 


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